いつも、何を基準に映画を見に行くかというと、
最近は、Yahoo!MOVIESの劇場作品ユーザー採点を基準にすることが多い。
これがまた、シベ超5が1位になっちゃう様な変なランキングなんだけど、
レビューが100件位あれば、そこそこ信用できるし、
いい映画は結構長くランキングに残ってる。
何よりユーザーの生の意見が見れるのが通好みだ。
(荒れることも多々あるが)


・「火火(ひび)」
で、前から気になっていた、「火火(ひび)」を観てきた。
なぜか東京だと銀座でしかやっていない。
まるでちょっと小粋なフランス映画のような配給の仕方。。。
しかし今見ないと劇場で見れないって気持ちで観に行った。


陶芸はさっぱりわからないが、わからなくても全然楽しめた。
最後のシーンも、泣けたし・・・
しっかし、神山清子凄過ぎる。田中裕子の演技も凄過ぎる。
ちょっと、脚本に疑問を感じる部分があるが、まぁいいだろ。


まっすぐな、人間としてのあり方は、かなり勉強になった。

「私は回り道しているから、結局崩れることはないんです。不器用な分だけ、たくさんのことをしないから。限られたことしか出来ないから。器用な人というのは人の真似をするじゃないですか。どこかで見た形に全てなる。独自のものはいつか芽が出てくる。あれこれ手を出さなくていい。」

後のインタビューで、神山清子が言っていた言葉だ。
うわべだけでその通りだなぁと、思ってしまう自分がちょっと情けない。



サイドウェイ

さえない男が主人公の話は、何故か気になる。
自分と重ねたいのか?生きるヒントが欲しいのか?
たぶん両方。本当は救われたいのだと思う。
まぁyahooのランキングが良かったから観に行ったんだけど。


おいしそうなカリフォルニアワインをがばがば飲んで、
淡々とやりたい事をやっているだけの映画なんだけど、
中年男の生きるヒントとなっている。(様な気がする)
すごく良かった訳じゃないけど、なんか引っかかる感じ。


どうでもいいけど、サンドラ・オーって存在感あるよね。



ローレライ
サイドウェイを観終わった後、
たまたま直後の時間にやっていたので観ることにした。
特ダネの笠井アナも3回も観たとか言って、オススメしてたし。


チケット買う時に、なんで日本の映画なのに日本語字幕版があるのか聞いてみた。
「耳の不自由な方の為の字幕版で音声は日本語です。」と、親切に教えてくれた。
もっとそんな映画が、増えればいいのにね。
今思いついたけど、どうせなら音声は外国語にするのはどうだろう。


まったく予備知識なしで観に行ったけど、
日本製の娯楽大作としては、なかなか良くできてる。
まさかローレライがアレとはね・・・
史実がからんだファンタジーみたいなのは斬新だし、今後に期待したい。
(今の子供達が間違った歴史を覚えないか心配だけど・・・)


どうも「レッドオクトーバを追え」とかぶっちゃうんだよなぁ。
比べるのは間違ってると思うけど、
あの緊張感、カメラワーク、艦長、魚雷の避け方、レッドオクトーバーに遠く及ばない。
あの駆け引きを最初に見たときの衝撃は忘れられないよ。。。


オレ的MVPは、ピエール瀧